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アルセコ外断熱システムとは


アルセコ外断熱システムは、ガラス繊維メッシュと不燃断熱材「ロックウール」で構成された湿式外断熱システムです。外張り断熱を構成する断熱材から表面材まで、全ての部材が水蒸気を透過させる性質をもっています。そのため、外部に湿気を逃がすことができ、日本の多湿な気候にマッチします。また、断熱材の軽さ、接着強度、表面材の柔軟性に優れているため、地震にも強さを発揮します。さらに不燃断熱材であるロックウールの採用により防火認定も取得しております。
RC造・S造・木造などあらゆる建物に対応でき、新築・リフォーム[断熱改修]、どちらにもご採用可能です。
アルセコ外断熱システムは、高い信頼性と省エネルギー性能により、健康で安心安全な住環境を提案いたします。


アルセコ社は、ドイツ・ゲルストン市に本社を置く、世界有数の外断熱システムのメーカーです。 主な市場はドイツ・イギリス・ロシア・北欧の各国で、ドイツ最大の塗料メーカー「DAWグループ」 の一社です。そのグループ売上高は約110億ユーロ(2011年実績)に及びます。

 


アルセコには、施工部分に対応する十数種類に及ぶ「専用部材」があります。これらの「専用部材」は、アルセコが長い実績の中で生み出してきた知恵の結晶。外断熱は、フラットな壁面だけを施工するのではありません。建物には窓もあれば出隅・入隅もあります。そういったデリケートな部分に、専用の部材を使って確実な施工をするのがアルセコのもうひとつの特徴。外断熱のキャリアの「違い」を見せ付けてくれる、知恵の結晶たちがこれらの専用部材なのです。
     
軽量物下地材
軽量物下地材
断熱部にビスや釘が効かせるためのものです。 ミネラルウールに埋め込んで使用します。軽量物、例えばフードカバー等の取付け位置に使います。
 
重量物下地材
重量物下地材
こちらもビスを効かせるための物ですが、外部証明、外部コンセント電気の引き込み線、電気ボックス等、重量物の下地材として使用します。断熱材と同じ厚みです。
 
開口メッシュ
開口メッシュ
開口部の上部と左右に取付けます。裏面シ一ルが防水性と開口部施工の位置決めの役割をしています。
 
コーナーメッシュ
コーナーメッシュ
躯体出隅部と窓周辺出隅部に使用し補強します。直角の塩ビ材は直線取りの定規になります。
 
開口補強メッシュ
開口補強メッシ
開口部の4閣に施工し斜めにクラックが発生するのを防止します。
 
ベースレール
ベースレール
断熱材の張り始めの水平ラインを出すために使います。荷重はあくまでも裏面の接着部で受けます。
 
メッシユ
メッシユ
ベースコートの工程で建物全体に使用します。 必ず10cm以上の重ね代をもうけます。
ジベル
ジベル
下部にベースレールが設置出来ないところや接着面積の少ないところで使用します。
ワッシャー
ワッシャー
ジベルの断熱材への沈み込みを抑えます。
     
 
アルプロテクト・アエロ(標準仕様)

アルセコ外断熱システムの標準仕様です
  1. 断熱材
    ラメラ断熱材(標準厚さ80mm)
  2. ベースコート(下塗り塗壁)
    アルマトップLアエロ
  3. メッシュ
    メッシュ・アエロ
  4. トップコート(仕上げ塗壁)
    アルシリトT
  5. 仕上げ塗料
    アルシカラー・クワトロ
システムの特徴
防火性
色範囲
断熱性
表面の汚れ
耐衝撃性
割れ・ひび
認定
燃えません。 30分防火認定取得。
明度(HBW)5以上
熱伝導率0.041 W/mK
藻やカビへの5年間保証
欧州認定ETAG004を満たす
軽量塗壁技術によって割れへの耐久性が高い
Z-33.43-52(ドイツ)

アルプロテクト・ノーバ(ハイスペック仕様)

カーボンファイバー(炭素繊維)により耐衝撃性に優れております。
仕上げ塗料は、アクセントのある濃色もお選びいただけます。
  1. 断熱材
    ラメラ断熱材(標準厚さ80mm)
  2. ベースコート(下塗り塗壁)
    アルマトップ・ノーバ
  3. メッシュ
    アルシテックス・ノーバ
  4. トップコート(仕上げ塗壁)
    アルシリトScノーバ
  5. 仕上げ塗料
    アルシリトScノーバ
システムの特徴
防火性
色範囲
断熱性
表面の汚れ
耐衝撃性
割れ・ひび
 
認定
燃えません。
明度(HBW)5以上
熱伝導率0.041 W/mK
藻やカビへの5年間保証
欧州認定ETAG004を満たす(15ジュール)
最先端のカーボン繊維シリコン樹脂軽量塗壁技術によって割れへの最大耐久性
Z-23.84-1181(ドイツ)
ETA-09/0278(欧州)
アルセコ外断熱システムの特長

1. 耐火性 fire break
国土交通省防火認定PC030 BE-0914/0915取得

アルセコに採用されている「ミネラルウール・ラメラ」は、
100%不燃の断熱材です。
火災レポート
隣家が全焼する火災が発生しても、
ビクともしなかったアルセコ。
2枚の写真を見比べてください。天候や時間などの撮影条件は異なりますが、アルセコ外断熱による外壁に、変色・変形が全く見られないのがわかります。
防火実験レポート
これは、一般財団法人・建材試験センターでの「防火 実験」の写真です。左側が実験前、右側が実験後。実験で、長時間にわたって強い火炎にさらされたにも関わらず、全く変化しないアルセコ外断熱の凄さが、2枚の写真からもわかります。
2.透湿性 permeable
すべての部材が、湿気を外へ外へ導く
アルセコを構成するすべての材料が、透湿性を持っています。特筆すべきは断熱材「ミネラルウール・ラメラ」の「向き」です。繊維方向を壁面に対して垂直にしてあるため、水蒸気が外部に逃げやすい構造になっています。さらに、材料の透湿性は、外に行くほど高くなっているため、常に「内側から外側に水蒸気が逃げようとする」ように作られています。アルセコに外壁通気層がないのは、自信の現われです。
 
3.水密性 water-tightness
建材試験センターで証明済み(W4等級)
2012年に、一般財団法人・建材試験センターにおいて行われた水密性試験で、高い水密性が、証明されました。同実験においては、サッシを組み込んだ壁が平均圧力350Paまで、漏水は認められませんでした。
4.耐衝撃性 impact resistant
スポンジ効果
ガラス繊維メッシュが入ったベースコートは、外部からの外部からの耐衝撃性があります。 地震の際の、構造躯体の揺れは、柔らかさを 持ったミネラルウール・ラメラの「スポンジ効果J で、仕上げ面までその動きを伝えません。
 
5.セルフクリーニング self Cleaning
雨のたびきれいになる
プロテクトカラーに使われている塗料は、雨が降ると汚れを落とす効果があります。また、その染料は非常に硬く、温度変化による伸縮もほとんどないため、非常に汚れのつきにくいものになっています。高圧洗浄も可能で、メンテナンスはほとんどいりません。
6.RCにも general versatility
RC断熱改修
RC造・木造、新築・リフォームを問わず施工できます。それぞれの構造別に、専用の接着剤が用意されています。
ミネラルウールは国の断熱改修工事補助金対象商品です。
 
7.カラフ creative design
塗り壁仕上げは豊富で自在な仕上げ色
アルセコの仕上げは、「手仕事」の左官仕上げです。豊富なカラーバリエーションと相まって、思い通りの仕上げが実現できます。
8.多彩な仕上げ various finishes
新次元の外断熱へ
これが、アルセコの最新の表面仕上げ、「スバルダッシュ」と「アクリルタイル」です。いかがでしょうか?
アルセコ外断熱システムが、ほかの外断熱と全く違う次元のものであるということが、ご理解いただけましたでしょうか。
優れたデザインを支えるのは、短工期でも正確な高い施工性。
豊富な専用ディティールパーツがそれを実現します。

湿式工法である[アルセコ外断熱システム]は、曲面での施工性に優れ、建築主や設計者のデザイン性への要求に応えることが出来ます。
また、断熱材から仕上材までの総重量が小さく、構造体への負荷が小さいため、ここでも建物の長寿命化が期待できます。
さらに、直張り工法ですので、胴縁や留め付け金具等はなく、低いコスト、短い工期で済むのです。
 
1.ベースレール取付 2.窓水切取付 3.窓回りメッシュ取付
 
7.ガラスメッシュ伏込 8.トップコート塗布 9.仕上げ
 (サーフェイス)塗装
4.断熱材接着 5.コーナーメッシュ
 取付
6.ベースレール塗布
   

国内実績

       
 

 
海外実績

 
 
 
 
 

アルセコ内実績例

   


防火性能についての動画

・防火試験   ・火災